台湾のシステムインテグレーターが海外市場でデジタル技術のリーダーシップを発揮

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【台北2022年9月28日PR Newswire】

*System Integration Overseas Market Expansion Workshop(システムインテグレーション海外市場拡大ワークショップ)にて、台湾企業と日本企業とのパートナーシップによる海外市場開拓の事例を発表した

2022 System Integration Overseas Market Expansion Workshop(2022年システムインテグレーション海外市場拡大ワークショップ)が9月16日午後2時、コートヤード・バイ・マリオット台北ダウンタウン(Courtyard by Marriott Taipei Downtown)で開催された。デジタル発展部(デジタル発展省)(MODA)デジタル産業署(ADI)副署長のQin Qin Lin氏が同イベントに出席し、開会の挨拶を行った。台湾を拠点とするYajanTechは、タイ市場での事業フットプリントを共同同イベントでは台湾を拠点とするYajanTechが、日本の企業グループ、シンデン・ハイテックス(Shinden Hightex)の子会社であるSDT Thaiと覚書(MOU)を締結した。両社は今後タイ市場での事業を共同で拡大する。台湾のシステムインテグレーターは海外企業と連携して第三国へ進出することで、欧州、米国、日本の企業との協力関係を一層強化すると同時に新たな商機を発掘し、グローバルネットワークの更なる拡大を目指す。今後、世界の舞台で台湾企業のシステムインテグレーションの実力が示されていくだろう。

ADI副署長のLin氏は、イベントでは日本企業との協力関係を背景に東南アジア市場に参入している台湾企業を招いて、成功事例の共有を行いたい語った上で、今後も台湾のスマートソリューションプロバイダーと海外企業とのパートナーシップ強化を後押しし、新たなイノベーションを実現すると同時に台湾のデジタル経済によってもたらされたライフスタイルを海外に輸出したいと挨拶を行った。

ワークショップで、台湾を拠点とするYajanTechとSDT Thaiは、タイ市場にAR(拡張現実)ソリューション提供のための連携強化を発表した。また東南アジアにARソリューションを導入するための最善の方法について見解を共有した。日本の愛知県営名古屋空港でのAR観光アプリケーション、ならびに米カリフォルニア州でのスマートパーキングプロジェクトは、YajanTechの海外での成功例である。YajanTechのJames Tsai最高経営責任者(CEO)は、工場向けのARトレーニングの導入を通して、熟練者の経験と高度な技術をより効果的に若い世代に伝えていきたいと語った。

Aeroprobing Inc.のCEOであるLance Kao氏は、海外のパートナーと協力してインドネシア市場を開拓した事例を共有した。Kao氏は、ドローン設計と開発に関する連携推進のため、過去3年間にわたって日本企業とパートナーシップを結び、信頼関係を構築してきたと語った。コロナ禍においても、日台両企業はインドネシアの農業大学と協力し、ドローンのオペレーターを養成する合弁会社を設立した。スマート農業技術の活用を促進する3事業者のパートナーシップは、農作物生産の品質と効率を高めるとともに、地元の雇用機会を創出することで、若者が故郷に戻って農業に従事する後押し役を担っている。川西水道機器(SK-KAWANISHI)の川西章弘代表取締役社長は、台日企業での水資源ソリューションの実績を紹介すると同時に、東南アジアの水道施設保全、災害救済・予防、水路管理のため、台湾と日本の企業が共同開発した水資源ソリューションを導入していきたいと語った。

ソース:Institute For Information Industry (III)

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(日本語リリース:クライアント提供)