菊地凛子が「PICU 小児集中治療室」で物語の鍵を握る北海道知事役

菊地凛子が、フジテレビ系で10月10日にスタートする連続ドラマ「PICU 小児集中治療室」(月曜午後9:00。初回30分拡大スペシャル)に出演することが分かった。

本作は、15歳以下の子どもを対象にした小児専門の集中治療室(Pediatric Intensive Care Unit=PICU)を舞台にしたメディカル・ヒューマンドラマ。大規模なPICUの運営は極めて困難だといわれてきた北海道で、駆け出しの小児科医・志子田武四郎(吉沢亮)が、PICU科長・植野元(安田顕)ら先輩医師と共に、どんな子どもでも受け入れられるPICUと、PICUに搬送できる医療用ジェット機の運用を可能にするために奔走する姿を描く。

菊地が演じるのは、北海道知事の鮫島立希。38歳の若さにして抜群の行動力と率先力で北海道を住みやすい町にするため尽力している。3年前に北海道で起きたある少女の死をきっかけに、「もう二度とこのような悲劇が起きないように」とPICUの必要性を問い続けてきた。3年にわたる準備期間を経て、ようやく丘珠病院にPICUが設立。しかし、そこは圧倒的な人材不足で患者を受け入れる体制ではなかった。求人しても全く集まらないのは、道内のほかの病院が、丘珠病院のPICU設立に猛反発していることが原因。それは、かつて植野が提示した“ある一つの条件”が引き金になっているようだ。

菊地が同系連ドラに出演するのは、「LIAR GAME Season2」以来12年ぶり。「月9」枠には初出演となる。「『月9』に出演できるなんてうれし過ぎです!! キラキラなキャストの皆さんと、楽しいクルーの皆さんと、大好きな北海道を舞台に、撮影ができるなんて、感謝でいっぱいです! 頑張ります!!」と、意気込み十分の菊地。

PICUにはまだまだ課題が山積だが、それでも鮫島の信念は揺らぐことなく、「北海道は素晴らしい場所です。だから、ここに住んでいる子どもが、北海道が広いから、札幌が遠いから、そんな理由で命を落とすことがあってはならないことなんです」と訴える。そんなキャラクターを演じるにあたり、「子どもはすべてにおいて希望だと思いました。その命を守りたいと奮闘する中で、なかなか思うようにいかない長い道のりの戦いに、完全に心を持っていかれました。なんと意義のある作品なんだろうと!! 私も頑張りたい!と強く思いました」と心境を明かしている。

そして、放送に向けて「どうしましょう…私も放送が楽しみです!! とっても温かいエネルギーの皆さんと作っております。多くの人に、この作品の思いが届くといいなと思っています」と期待を寄せている。

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