26日、岡山県井原市の住宅で親子とみられる2人の遺体が見つかった事件で、事件後、行方のわかっていない孫とみられる人物が、福山駅から新幹線に乗った可能性があることがわかりました。
【写真を見る】連絡とれない孫 福山駅から新幹線に乗車か 岡山・井原市 殺人事件
この事件は、26日午後、岡山県井原市にある宮本 隆文さんの住宅で、女性2人の遺体が見つかったものです。
警察によりますと、このうち1人は長女の安藤 千園さん(50)とわかり、頭などに鈍器による損傷があったということです。もう1人の遺体は宮本さんの妻・幸枝さん(74)とみられています。
また、現場からは血の付いた金属バットが発見されています。
事件後、隣りに住む宮本さんの孫で25歳の男性と連絡がとれなくなり、幸枝さんが使っている車もなくなっていましたが、この車が27日正午過ぎにJR福山駅付近の有料駐車場で見つかっています。
また、孫とみられる男性は、JR福山駅で博多駅までの切符を購入し、乗車したことがわかっていますが、途中の駅で降りたのかなど、その後の動向などは判明していません。
警察は、九州方面にも捜査員を派遣するなどして、その後の足取りを捜査しています。