大村IC-JR新大村駅-長崎空港結ぶ 乗り合いタクシー実証運行開始

第1便の出発を見送る出席者ら=大村市、新大村駅

 西九州新幹線の開業に合わせ、長崎県大村市はJR新大村駅と大村インターチェンジ(IC)、長崎空港の高速交通3拠点を結ぶ乗り合いタクシーの実証運行に取り組んでいる。来年3月末まで利用状況や需要を調査し、本格運行を検討する。
 タクシーは予約制で、市タクシー協会が運行。セダン型タクシー(乗客定員3人)を使用し、「おおむらかもめライナー」のホームページから利用の30分前までに予約できる。
 大村IC-長崎空港を新大村駅経由で約20分で結び、1日12往復24便を運行。片道最大3台、9人まで利用を受け付ける。料金は1回500円、新大村駅-大村IC間は200円。小学生以下は半額、未就学児は無料となる。
 23日、同駅であった出発式では、出席者約20人が第1便の出発を見送った。園田裕史市長は「高速交通をつなぐ重要な役割を担うもので、観光やネットワークの強化につながると期待している」と述べた。


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