日本のW杯対策に役立つ!選手と監督が語る「ポルトガルがスペインに負けたワケ」

今ワールドカップで日本と戦うスペイン代表。

このほど行われたUEFAネーションズリーグでポルトガルを0-1で下した。試合後、両チームの選手・監督はこう述べていた。

ルベン・ディアス(ポルトガル代表DF)

「常にスペインのほうが優勢だったが、デュエルや守備組織では互角だった。

やれる時に自分たちの最大の武器を使いたかった。それがサッカーだ。

最後にはそれがあった、最高のチャンスが。

スペインは得点以外に目立ったチャンスはなかった。それでもゴールを決めた。言えることはあまりない」

ルベン・ネヴェス(ポルトガル代表MF)

「スペインがボールを持つことは分かっていたが、自分たちにもボールを持つクオリティがあると自覚していた。

だが、最初の15分はプレッシングがうまくいかなかった。その後は修正し、試合をコントロールしたよ。

チャンスも多かったけれど、最後の時間ではあまりに受け身になりすぎて失点した。

僕らは素晴らしい姿勢を示したし、最後まで闘ったけどね」

フェルナンド・サントス(ポルトガル代表監督)

「前半の我々はチームがよく組織されていた。スペインがポゼッションしてたが、うまくやっていた。

だが、スペインを解体するためにもっとボール回しが必要だった。より速くリカバリーするためのアグレッシブなプレッシングも。

前半は我々にチャンスがあったが、スペインは全くだった。

我々は後半もよかった。ハーフタイム後の15分間はどんどんプレッシングをして、決定機も2,3度作った。

だが、その後はボールを持てず、チームは下がり、プレッシングが止まり、苦しんだ。

ポゼッションのためにヴィティーニャとジョアン・マリオを投入したが、うまくいかず、チームはリトリートし始めた。

それでも2度のビッグチャンスがあったが、仕留められなかった。

後半は高い位置で守備をしたが、その後にポゼッションを維持する能力を失った。

ボールを奪っても、自分たちの試合をスタートできなかった。スペインが押し返し始め、本当のチャンスはなかったのに得点を奪った」

ホセ・ガジャ(スペイン代表DF)

「苦しんだが、その甲斐はあった。

ボールを持つことと、ベストなチームになる意思を持って臨んだが、それができたと思う。

チームはパーソナリティを示せた。序盤は深さがなかったけれど、最後の35分は素晴らしかった」

アルバロ・モラタ(スペイン代表FW)

「難しい試合だった。ポルトガルが持つ質の高さを見なければいけない。

僕らは最後まで闘った。僕らはステップアップが必要な時はそうする。

負けるとしてもピッチ上で全力を賭す必要があるし、そうした」

ルイス・エンリケ(スペイン代表監督)

「どんな悲しみに対しても勝利が最高の解毒剤になる素晴らしいスポーツだね。

ポルトガルはトップレベルのチームだ。

前半は自分が強調しすぎたかもしれない、ボールを持つことを。

我々が相手陣内でパス回しをコントロールするのを好むのは確かだ。

前半はボールが自分たちのものだと示すために必要だった。後半はゴールの予感を感じていた」

なお、ポゼッションはスペインが64%と圧倒している。攻撃回数でもスペインが54回、ポルトガルが36回。パス数でもスペインは632本、ポルトガルは256本と大差がついた。

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ただ、枠内シュートはポルトガルが4本、スペインが5本と拮抗している。

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