ハリポタ「スネイプ先生」が自身の葬儀の選曲、弔辞等を生前にプロデュース

映画『ハリー・ポッター』シリーズのスネイプ先生役で知られる故アラン・リックマンさんが、自分の葬儀で『アップタウン・ファンク』を流すことを選択していたという。2016年1月にすい臓がんのため69歳で亡くなったアランの妻リマ・ホートンは、ブルーノ・マーズとマーク・ロンソンによる同ヒット曲などの選曲のほか、親しい人々がどのように最後の別れを告げるかを全て計画していたことを明かした。

リマはこう話した。

「アランは自分の葬儀を自分でデザインしたんです。イアン・リクソン(シアターディレクター)が担当することになりました。どこで行うか、誰が話すか、どんな音楽が流れるかも選んでました」

「彼は自分を愛してくれる人たちに囲まれ、1月13日まではまだ周囲をすべてコントロールできていました」

「痛みはありませんでした。彼はただ逝ってしまったのです」

「葬儀はその日の午後、ロンドンの劇場街の中心にあるアクターズ・チャーチで行われました」

「音楽は『アップタウン・ファンク』とトム・ウェイツの『テイク・イット・ウィズ・ミー』が選ばれました。最後にみんなで『太陽はもう輝かない』を歌いました」

「そして恒例の通りに、リチャード・シムズ牧師は、アランのために『最後にもう一度、素晴らしいスタンディングオベーションを』と言ったのです」

リマは、アランが亡くなるまでの数カ月間、できるだけ一緒に普通の生活をしようとしたこと、アランはいつも友人に会うのを喜んでいたことを語り、最期の2週間について明かした。

「病室がサロンになったようでした。ベリンダ(ラング)が卓上クリスマスツリーを作り、エマ(トンプソン)が電気スタンド、クッション、ソファを覆うスローを持って来てくれました。お茶のインフューザーも。ミランダ(リチャードソン)は、窓辺に鳥のエサ箱を置いてくれました」

「毎日違う友人がやってきました。時々、アランが会いたい人を伝えてといった感じで。そうでない場合、友人たちがただ来てくれたのです。笑いが絶えないこともよくありました。アランはベッドで寝ていましたが、いつも大きな声で話していましたよ」

(BANG Media International/よろず~ニュース)

© 株式会社神戸新聞社