福地桃子 岡山天音のマイペースぶりに「うれしくなる」

福地桃子さんと岡山天音さんが、好きな俳優を明かしました。

現在公開中の映画「あの娘は知らない」。映画コンペティション企画「感動シネマアワード」にて誕生した、井樫彩監督によるオリジナル作品です。

中島奈々(福地)が営む海辺の旅館に、藤井俊太郎(岡山)が訪ねてきます。恋人が亡くなる直前にここへ宿泊したようだと言い、俊太郎は恋人の足跡をたどって町を彷徨(さまよ)います。奈々もまた、大切な人を失った痛みを抱えながら生きており、2人は互いの孤独に寄り添うことで、少しずつ前に歩み出していきーー。

主演の福地さんは透明感あふれる声と瑞々しい演技が持ち味で、映画「あまのがわ」(2019年)で映画初出演にして初主演を果たしました。また、チョーヤ「酔わないウメッシュ」の5代目イメージキャラクターでも話題に。

岡山さんは確かな演技力で数々の作品に出演し、2022年もドラマ『恋なんて、本気でやってどうするの?』(フジテレビ系)や、映画「キングダム2 遥かなる大地へ」、映画「沈黙のパレード」など、話題作が続いています。

そんな福地さんと岡山さんに、フジテレビュー!!がインタビュー。脚本を読んだ感想やお互いの印象、それぞれの知りたいことを聞きました。

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福地桃子 主人公の人との接し方に「心地よさを感じた」

福地桃子

――はじめに脚本を読んだ感想を聞かせてください。

福地:奈々と俊太郎さんの時間はゆっくり進んでいくけれど、奈々の心にたくさん動きがあったので、気持ちが忙しいなと感じました。でも読み進めていくと、2人に違和感がなく、むしろ心地よさがありました。

――どんな心地よさでしょう?

福地:奈々の人との距離の縮め方や、接し方です。共感とはまた違うんですけれど、私自身に近いものを感じました。人によっては「どうして奈々はこういう行動をするんだろう」と疑問に思う部分もあるかもしれませんが、私はそういう違和感を抱くことなく演じることができました。

岡山:僕はこの物語全体に、これまで読んだことがない、触れたことがない意味やメッセージが込められていて、さらにオリジナルな表現が散りばめられているなと感じました。

――「読んだことがない」というのは、新鮮だったということですか?

岡山:新鮮とはまたちょっと違うんですけれど、僕がこの仕事を始めた10代の頃に没頭して見ていた“匂いがある映画”にすごく雰囲気が近くて、うれしくなりました。

いろいろなキャラクターの思いを、どういう“表皮”で表現するのか。井樫さんという個性ある作家さんの目を通した世界が反映されていて、人の手でしっかり書かれたお話だなと実感しました。

岡山天音 福地桃子の印象は「排気ガスに汚染されていない、美しい魂」

岡山天音

――お2人は今回初共演ですが、お互いの印象はいかがですか?

岡山:まっすぐな人、という感じがしますね。出身はどこなんですか?

福地:東京です。

岡山:東京なんだ!僕も東京ですけど、福地さんには排気ガスに汚染されていない、美しい魂を感じます。だからちょっとびっくりしました(笑)。

福地:(笑)。岡山さんはインタビューのたびに毎回、違う言葉で印象を伝えてくれますよね。いつも「私ってそんなふうに見えてるんだ!」という驚きがあります。

岡山:今回は濃い作品で、2人で作っていく部分も多かったので、福地さんにはいろいろな印象があって。ひとつの面でも奥行きがあるから、毎回、言葉が変わるのかもしれないですね。

福地:岡山さんは、現場に馴染んでいくエネルギーがすごいなと感じました。結構、撮影の合間にお散歩されていたじゃないですか。気づくと、岡山さんがいなくなってて…。

岡山:(笑)。

福地:戻ってくると、「あんな場所があったよ」って教えてくれて、私が触れられなかったものを届けてくれるようでした。今回はロケが多かったので、私もいろいろな場所に触れましたが、きっと見るポイントがお互い違うんだろうなと思っていました。

お芝居でもお互いに感じたことをやり取りする中で、気づかないうちに岡山さんに想像をたくさん広げてもらったと思います。だから自分の中に湧き上がった感情を信じていいんだと思えたし、岡山さんに対して安心感を覚えました。本当に心強かったです。

「好きな俳優は?」福地桃子&岡山天音が挙げたのは…?

――作品タイトルにかけて、“お互いに知りたいこと”はありますか?

岡山:好きな俳優さんは誰ですか?

福地:うーん…前にご一緒した、江口のりこさんが大好きです。

岡山:へぇ〜!どんなところが好き?

福地:会うと元気をもらえるんです。勝手にそう思っているだけなんですけれど(笑)。なんだか気持ちが豊かになるんです。岡山さんは、そういう人いませんか?

岡山:いっぱいいるんですけど、えーと…柳楽優弥くんかな。お芝居のスケールが、どこか日本人っぽくないところがあると思うんです。たとえるなら、日本車じゃなくて外国車。規格も出せる速度も違う。作品を通して毎回エネルギーをもらえる存在は、唯一無二だと思います。作品に出ていると、やっぱり気になりますね。

福地:私は、聞いてみたいというか…岡山さんがどういう人なのか、まだわからない(笑)。私は監督に「掴みどころがない」と言われていたんですけれど、私は岡山さんに対してそう思っています。

岡山:前に福地さんから「どんな人って言われます?マイペースって言われません?」って聞かれて。確かによく言われるんですよ、「マイペースだね」って(笑)。だからそう聞かれたことは、すごく覚えてます。

福地:岡山さんに何か質問すると、答えが一度で返ってこなくて。ふわ〜っていなくなっちゃうというか、掴まえられない感じがするんです。でも最後には、私が質問したことに対してちゃんと返してくれる。そういうマイペースさに触れると、なんだかうれしくなります。

撮影:河井彩美

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