小中の普通教室、冷房95%に 熱中症対策で設置進む

 文部科学省は28日、公立小中学校の普通教室のうち9月1日時点で冷房を設置している割合は95.7%と発表した。熱中症対策として北日本の寒冷地でも設置が進み、2020年の前回調査から2.9ポイント増えた。

 文科省は「寒冷地でも厳しい暑さになり、熱中症対策の必要性が増した」と説明。新型コロナウイルス対策で夏でも窓を開けることも影響したとみられる。

 都道府県別では、北海道が12.2ポイント増の16.5%で、青森が45.1ポイント増の71.3%、秋田が72.1ポイント増の98.0%など。

© 一般社団法人共同通信社