英人気俳優 平手打ち食らったクリス・ロックを避け続けた意外な理由

俳優のクリスチャン・ベール(48)は、アカデミー賞の平手打ち事件の当事者でもあるコメディアンのクリス・ロックが「凄く面白い」ことから共演した映画『アムステルダム』の撮影現場で避けていたという。役作りのために自己の内面を掘り下げるメソッド演技法を使うことで知られているクリスチャンだが、デヴィッド・O・ラッセル監督の新作ではクリスに笑わされてしまい、自分の役に入るのに苦労したという。

クリスチャンはインディワイヤーに、こう話している。

「彼の初日を憶えているよ。彼のスタンダップの大ファンだから彼に会うのにワクワクしていたんだ。そして彼が到着し、色々とし始めた」

「デヴィッド(O・ラッセル)は、僕の知らない話を僕に話すよう彼に言った。デヴィッドがよく使う方法だ。僕もそれをとても気に入っていた」

「でもクリスは凄く面白いから、僕は演技が出来なかった。僕はただのクリス・ロックの話に笑っているクリスチャンになってしまっていたから」

「そこで彼のところに行って、『僕は君と話すのが大好きで、共通の友人もいるけど、もうこれ以上出来ない。デヴィッドは、僕がニヤニヤしているのを見るために僕をこの映画に出演させているわけじゃないからね。彼は僕がバートになることを望んでいるし、僕はどうやってバートになるか忘れかけている』って言ったんだ」

そんなクリスチャンは、普段撮影の時は役に入り込むために共演者と距離を置くことにしているとして「よく、素晴らしい人々に会うんだけど、僕は自分を隔離するんだ。人々を知り過ぎると、シーンの中で自分がやっていることを信じられなくなるからね」と続けている。

一方同作で共演したマーゴット・ロビーとジョン・デヴィッド・ワシントンは、クリスチャンとは逆のアプローチをとったようで、マーゴットは先日、2人がすぐに意気投合したことを明かしていた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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