食べ過ぎ傾向高め遺伝子型が多い全国1位は山梨県、福井県は… 都道府県別ランキング一覧 ユーグレナが解析データ公開

 バイオベンチャー企業のユーグレナ(本社・東京)は「食べ過ぎてしまう傾向が高めの遺伝子タイプが多い出生地(都道府県) ランキング」を公開。食べ過ぎの傾向が高めのタイプの遺伝子の割合が多い都道府県のトップは山梨県(24.26%)で、福井県は22.9%の6位と上位にランクインした。もっとも少ないのは大分県の13.07%だった。

 ユーグレナ・マイヘルスとジーンクエストの遺伝子解析サービスの利用者の中から2万人以上のゲノムデータを用いて、食べ過ぎてしまう傾向が高いかどうかに関する「食事に対する自制力」という項目を解析。遺伝子型は「食べ過ぎの傾向が高めのタイプ」「食べ過ぎの傾向が一般的なタイプ」「食べ過ぎの傾向が低めのタイプ」の3タイプがあり、遺伝子の型の中で、「食べ過ぎの傾向が高めのタイプ」に該当する人の割合を出生地(都道府県)別に算出し、数値化したという。

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 解析結果より、食べ過ぎの傾向が高めの遺伝子タイプの人の割合が相対的に高い都道府県は、1位が山梨県、2位・香川県、3位・富山県、4位・長崎県、5位・広島県、6位・福井県、7位・新潟県、8位・福岡県、9位・鳥取県、10位・山形県という結果に。トップ10に日本海側の7県が入り、全ランキングで見ると西日本エリアが上位に多いという傾向がみられるという。

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 ユーグレナ・マイヘルスとジーンクエストの遺伝子解析サービスは、個人の健康リスク・体質・祖先について300項目以上の遺伝子型を解析し、どのような病気にかかりやすいか、どのような体質の遺伝的傾向があるかについて結果を提供するサービス。必要以上に食べてしまう食事習慣は肥満へも影響することが知られていて、その食事習慣には遺伝的な要因が関わっていることが報告されているという。

食べ過ぎてしまう傾向が高めの遺伝子タイプが多い出生地ランキング

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