【静岡断水】「みんなの顔が見られてすごく安心」“リモート授業”を始める学校も 清水区内の小学校で臨時休校続く

断水被害の静岡市内の学校は9月28日も臨時休校が相次いでいます。そんな中でもリモートという形で授業を試みる学校が出てきています。

断水の続く清水庵原小学校です。26日から臨時休校となっていますが…。

<先生と児童のやり取り>

「みんな、スーパーやってる?近くで?」

「どこもやってないんだけど」

3年生の子どもたちの顔がずらりと並んだリモート授業です。

<先生と児童のやり取り>

「水が出ないからご飯屋さんとか何にもやってなかった」

「それある」

「水がお一人様1ケースだった」

授業の内容は、今回の台風15号について。身の回りで起きていることを共有しました。

<清水庵原小学校 中川瑠璃教諭>

「先生も今、カメラに向かってしゃべっているけど、みんなの顔が見られてすごく安心しています。先生もすごく元気をもらいました、みんなから」

静岡市内では、28日も29の小中学校が臨時休校。コロナ禍で浸透したリモート授業を短時間でも行い、できるだけ顔を合わせる努力をしているということです。

<清水庵原小学校 中川瑠璃教諭>

「別のところで災害が起きたら、あの時大変だったから、何かできることあるかなとか気づける、他の人が困った時に考えられる子になってくれたら」

市内29校は、9月30日まで休校の予定で、来週月曜日、10月3日からは断水が解消されていれば、学校を再開するということです。

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