「鎌倉殿の13人」で北条時政役 坂東彌十郎さん「今が一番嫌われている」 横須賀でトークショー

イベント終了後に報道陣の取材に答える板東彌十郎さん=横須賀市内

 NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で、北条時政役の歌舞伎俳優・坂東彌十郎さんら出演陣を招いたトークショーが24日夕、横須賀市深田台の市文化会館で開かれた。ドラマで時政は序盤の好々爺(や)から幕府を牛耳る独裁者に変貌しており、坂東さんは「今が一番嫌われているタイミングかも」とジョークを飛ばし、会場を沸かせた。

 時政はライバルの比企能員(ひきよしかず)を粛清したが、「時政としては比企の土地を自分のものにしようとまでは思っていない。ただ(妻の)りくに言われて…」と笑いを誘った。時政の出世欲をあおる策略家の妻りくを演じる宮沢りえさんについては「面と向かうと瞳が澄んでいる。最初は緊張した。(歌舞伎俳優で)女優さんとお芝居したことがなかった」と振り返った。

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