「米欧も全領土解放支持」 ウクライナ大統領側近

ウクライナのミハイロ・ポドリャク大統領府長官顧問は28日、米欧がロシアとの戦争について見方を変え、「2014年にロシアが奪ったクリミア半島などを含む全領土を解放した時にのみ戦争を終結できる」ことを理解していると述べた。共同通信の単独取材に答えた。ポドリャク氏はゼレンスキー大統領の側近の一人。ロシアがウクライナへの核攻撃の可能性に言及したことに触れ、「核の安全保障に極度の脅威をもたらす」と非難。国際社会に対し「もし脅迫に屈してウクライナへの支援を減らしたり、ロシアの最後通牒に同意するようウクライナに求めたりすれば、ロシアは日本など他国の領土を奪って核兵器で脅せると信じるだろう」と訴えた。

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