テレ朝・玉川徹氏、安倍元首相の国葬は“電通の演出、政治的意図”発言でネット紛糾「五輪もこうして騙された」「やっぱり利権がらみ」

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9月28日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)に、テレビ朝日社員でコメンテーターの玉川徹氏(59)が出演。27日に執り行われた安倍晋三元首相(享年67)の国葬について、「当然、電通が入ってますから」と発言し、ネット上で「やっぱり利権がらみか」「オリンピックのときもこうして騙された」と混乱が起きている。

番組では、友人代表として弔辞を読み上げた菅義偉前首相(73)の弔辞内容を紹介。テレビの前で中継を見ていた視聴者からの反応も良く、司会の羽鳥慎一アナウンサー(51)も「やっぱり菅さん(の弔辞)が一番刺さった」と語っていた。

しかし、玉川氏は「これこそ、国葬の政治的意図だと思う」と指摘。“自民党・内閣葬”としていたならテレビやメディアで取り上げられる機会がなかったが、国葬にしたからこそ「(メディアを通して)我々は見るかたちになる」と説明。これは、例えば、足を運ぶつもりがなかった映画でも誰かに連れられて見てみたら「なかなか良かった」と感想を抱くのと同じだと解説し、「映画を作っているほうは意図があって楽しんでもらえるように、胸に響くように作るわけですから(当然のこと)」とコメント。そのうえで、今回の国葬も「(安倍元首相の)国葬がありました。あのときにああいう胸に刺さる言葉がありましたと“既成事実”として残るんですよ」と話し、「これが政治的な意図だと思う」と私見を述べた。

これについて、コメンテーターの安倍敏樹氏(35)が「今の日本国民の多くは(意図的な演出に)鼻が利くようになっている」「(菅さんの弔辞は)政治的意図を超えたもので、個人の感情として彼がお話しになったというのがよかったんじゃないか」とコメントすると、玉川氏はディレクターをしていたという立場から「それはそういう風に作りますよ、当然ながら。政治的意図がにおわないように、それは制作者としては考えますよ」と反論。今回の国葬に「当然、電通入ってますからね」と暴露した。

この発言にネット上では「根拠はあるのか?」「ひねくれてる」といった指摘もあるが、「電通からしてみれば中抜きで儲かったので成功だろうな」「五輪もこうして騙された」「国葬映像 ほぼ見てないけど反対6割以上が、終わったらやって良かったが5割になったみたい。電通の演出と言った玉川徹に同意」「電通の利益の為の国葬か?」「あの国葬で、なぜエリザベス女王の国葬より費用が掛かるか?やっぱり電通が相当な額を中抜きしてるからとしか考えられない!」「追悼よりも国内政治の主導権争いの為に16億も使って皇族まで巻き込んだ演出を電通がやったとしたらひどすぎるだろう」「やっぱり利権がらみ」「全部、感動させるための演出だったりして」と混乱が巻き起こっている。

「東京オリンピック・パラリンピックのスポンサー契約を巡る賄賂問題により、逮捕者まで出ることになった五輪汚職事件ですが、“五輪ビジネス”を仕切っていたとされるのが電通。その裏には“巨大な利権”も絡んでいると言われており、仮に裏で本当に電通が国葬に関わっていたなら、何かしらの利益が渡っていると考えるのが自然です。今回、国葬の企画演出を受注したのは、過去に『桜を見る会』の会場設営を担当したことがある大手イベント会社『ムラヤマ』だと言われていますが、いずれにしても“出来レース入札”問題が持ち上がるなど、きな臭い疑惑も浮上している。今のところ『国葬をやって良かった』という声が増えているようですが、もしこうした問題が明るみになれば、それこそ“人の死を利用した政治利用”と揶揄されてしまうでしょうね」(政治記者)

ここのところ「政治と宗教」に焦点をあてた議論が多いが、長年にわたって国民の政治不信の根源になっている「政治とカネ」問題からも膿を出し切ってほしいものだ。

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