「医療的ケア児と医療的ケア者」長崎県内405人 諫早に拠点、相談対応

 長崎県が昨年実施した実態調査によると、18歳未満の医療的ケア児と、18歳以上の医療的ケア者は県内に少なくとも計405人いる。このうち、在宅の「ケア児・者」は市町別で、長崎市が最多の56人、諫早市が46人、佐世保市が44人と続く。
 県はケア児の支援法に基づき、「医療的ケア児支援センター」を8月に開設。業務は社会福祉法人聖家族会に委託し、同法人の「みさかえの園総合発達医療福祉センターむつみの家」(諫早市)に拠点を置いている。
 支援センターは、ケア児と家族が地域で安心して生活できるよう、各種相談に対応。各地の医療や、行政、教育などの関係機関と連携して支援に取り組む。


© 株式会社長崎新聞社