長崎県警察学校卒業式 37人が新たな一歩「期待と信頼に応える」

卒業生代表として答辞を読む榊原巡査(左)=長崎市、県警察学校

 長崎市小江原5丁目の県警察学校で28日、初任科短期課程(大卒程度)の第85期卒業式があった。半年間の訓練を終えた37人(男性28、女性9)は12署に配属され、新たな一歩を踏み出した。
 新型コロナの影響で、式は家族の出席者を制限した中で実施した。松岡隆校長は「これから勤務する交番は地域の顔。親切で力強い警察官になってほしい」、中村亮本部長は「技能の向上に努め、思いやりのある警察官になるよう」とそれぞれ激励。榊原優香巡査(23)が「乗り越えられたのは同期のおかげ。これからは県民の期待と信頼に応えていく」と答辞を読み上げた。
 父と同じ警察官の道を志した木塚雅介巡査(22)は「ここがスタート地点。気を緩めることなく職務を全うする」と話した。


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