雲が多い地域も30日(金)は晴れ 週末は暑いくらいの晴天に 台風18号の今後の動きには注意

 きょう午後も北日本や北陸は晴れるが、関東南部から西の地域は所々で雨や雷雨となりそうだ。なお、台風18号はきょう昼過ぎから夕方にかけて、沖縄の大東島地方に接近する見込み。この方面は暴風や高波に警戒が必要で、非常に激しい雨や落雷、突風に注意が必要となる。

 北日本や北陸、山陰などは秋晴れとなっているが、関東南部や東海、近畿から九州北部にかけては、湿った空気が流れ込んで雲が広がっている。午後も沿岸部を中心に雨の降る所があり、伊豆諸島や四国の太平洋側は局地的に激しく降る見込み。

 また、台風18号が接近する大東島地方は暴風や高波、非常に激しい雨に警戒・注意が必要で、あす30日(金)にかけて強い風や高波の影響が残りそうだ。

太平洋側も晴天

 30日(金)昼前までは、関東南部や北海道の一部で雲が多めだが、全国的には朝から青空が広がる見通し。きょう雲が多い地域でも晴れる時間が長くなり、むしろ日差しを避けたくなるくらいの陽気になりそうだ。昼過ぎには札幌でも25℃を超え、東北以南はさらに気温が高く、東海から西日本は30℃以上の所がある見込み。

明るい週末

 1日(土)から2日(日)は、全国的に晴天が続きそうだ。引き続き、この時季としては気温が高く、昼間は大半の地域で半袖の方が快適に過ごせる見込み。ただし、朝晩は北日本や本州内陸で空気が冷たく、各地で一日の気温差が大きくなりそうだ。日没時間も早くなってきているので、昼間の時季外れの暑さに惑わされないようにしたい。

週明けにかけて注意

 台風18号は30日(金)以降、やや発達しながら進路を東よりに変え、1日(土)にかけて最大風速25メートル以上の暴風域を伴う見通し。2日(日)以降は進行速度を落とす見込みだが、予報円が広く進路はあまり定かではない。今後の台風の進路によっては、太平洋側を中心に湿った空気の影響を受ける可能性もあるので、引き続き最新の情報に注意が必要となる。

(気象予報士・高橋和也)

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