平和を伝える力の重要性説く ジャパネットたかたの創業者・髙田明氏が講演 長崎・日見中

髙田氏の講演に耳を傾ける生徒=長崎市、日見中

 ジャパネットたかたの創業者の髙田明氏(73)が27日、長崎市界2丁目の市立日見中(平野俊男校長、162人)で「平和とそろばん」をテーマに、自身のビジネス体験を織り交ぜながら講演した。
 髙田氏は1986年、前身の「たかた」を設立しカメラ販売で事業を拡大。2015年にジャパネットたかたの社長を退任し、現在は「A and Live」の代表取締役を務め、講演で全国を回っている。
 講演のタイトルは「令和の渋沢栄一 髙田明が中学生に語る 平和と算盤」。多くの商品をPRしてきた髙田氏は伝え方の重要性を説き、「長崎、広島が世界で一番平和を掲げ、伝える土地でないといけない」と訴えた。
 3年の石黒悠真さん(14)は「伝える力は世の中を平和に近づける一つの手段だと学び、大切にしていきたい」と感想。浜地那月さん(15)は「社員など周りに目を配り、努力を怠らず新しい自分を探し続けていた」と髙田氏の成功の要因を学んだ様子だった。


© 株式会社長崎新聞社