埼玉フェア、イオン熊谷店で開催 高校7校が集結、パンのほか「みそポテト」「くまのうあいす」販売も

「くまのうあいす」を販売する熊谷農業の生徒=イオン熊谷店

 専門学科のある埼玉県北部の県立高校7校が各校の魅力を紹介する「埼玉フェア」が、熊谷市のイオン熊谷店で開かれた。熊谷農業、熊谷商業、熊谷工業、進修館、秩父農工科学、鴻巣女子、皆野の各校が、それぞれの学科の取り組みなどをPRした。

 熊谷農業は、食品科学科と生物子生産工学科から生徒が育てた鶏の卵から「くまのうあいす」「くまのうたまご」、パンを販売。皆野は地元の名物「みそポテト」を売った。進修館はレーザー加工機を駆使してかわいらしいクリスマスツリーを作った。秩父農工科学はクラフトストラップ作りのワークショップ、鴻巣女子は保育士を目指す生徒が、来店した子どもたちと一緒に「おねえさん先生と遊ぼう」を開いた。

 鉄骨でフォトフレーム作りの体験指導をした熊谷工業土木科2年の松長隆稀さん(17)は、「町のインフラ整備に欠かせない土木にもっと興味を持ってもらいたい」と話した。熊谷商業2年の槇山菜奈花さん(17)はワープロ部に所属し、県大会で個人優勝した経験がある。「子どもたちのタイピングが思った以上に上手でした」と、笑顔をみせた。

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