北日本は10月前半の気温変動大 低温の時期も 関東から西は天気ぐずつく 1か月予報

 気象庁は29日(木)、向こう1か月(10/1~10/30)の天候の見通しを発表した。暖かい空気に覆われやすく、向こう1か月の気温は東・西日本と沖縄・奄美で高い見込み。北日本は平年並みか高い予想だが、10月前半は気温の変動が大きく、2週目(10/8~10/14)は平年よりかなり低くなりそうだ。

 東日本の太平洋側と西日本は気圧の谷や湿った空気の影響を受けやすいため、向こう1か月の降水量は平年並みか多く、日照時間は平年並みか少なくなりそうだ。

1週目(10/1~10/7) 全国的に高温傾向だが、北日本や北陸は5日(水)ごろから気温が大きく下がる可能性がある。沖縄・奄美は高気圧に覆われやすく、平年に比べて晴れの日が多くなりそうだ。

2週目(10/8~10/14) 北日本は、低温傾向が見込まれる。東日本の太平洋側、西日本、沖縄・奄美は、気圧の谷や湿った空気の影響を受けやすいため、平年に比べて晴れの日が少なくなりそうだ。

3~4週目(10/15~10/28) 全国的に高温傾向だが、西日本や沖縄・奄美は寒気の影響を受ける可能性がある。西日本と沖縄・奄美は、平年と同様に晴れの日が多い見込み。

低温に関する早期天候情報

 北日本と北陸は、向こう5日間程度は平年より気温が高く、かなり高い日もある見込み。その後は寒気の影響を受けやすいため気温が下がり、10月5日(水)ごろからの5日間ほどは平年よりかなり低くなる可能性がある。このため気象庁は北日本と北陸に「低温に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理、体調管理等に注意するよう呼びかけている。

早期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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