秋の味覚をふんだんに取り入れた創作イタリアンを召し上がれ【E24(enishi)】

 今年6月、新大宮駅南口から徒歩3分、おしゃれな飲食店が建ち並ぶ一角にオープンした「E24」というイタリア料理店をご存知でしょうか。窓のないダークグレーの石壁に、優しい木目調の扉があるだけのスタイリッシュな外観。扉横のE24という暗号のような文字は「えにし」と読むのですが、ここがイタリアンレストランと知っていなければ、この厚い扉を開ける勇気は沸いてこないかもしれません。この隠れ家というにふさわしい佇まいに、日常から隔絶した異空間を楽しめると、ひっそりと人気を集めつつあります。“食欲の秋”を刺激する旬の素材をつかった料理がすごくおいしいという評判を聞きつけて、さっそく食べに行って来ました!

E24と書かれた小さな看板がかかっているだけの入口
お話をしてくださったのは、店長の大城哲也さん(左)と料理長の田村卓矢さん(右)

大城店長に店名の由来を伺うと、「中国古代に作られた暦に二十四節気という季節の区分がありますね。農作業の目安になるよう、太陽の動きを基準に一年の季節の移り変わりをわかりやすくしたものですが、気候の変化とともに日本の風土に合わせて独自に改訂、進化を繰り替えしてきました。その日本人の持つ、季節に対する細やかな感性と、食事を通して人と人のご縁を深める場所と時間を作るという思いがE24 enishiの由来です。」と教えてくれました。
「極めるダンディズムと辛口エレガンス」をコンセプトに、ダークグレーとゴールド、コールドブルー、エンジといったシックな色合いでまとめられた店内は、高級感あふれる大人の空間となっています。

カウンター席を含め全16席。カーテンで仕切れば個室にもなります。

このお洒落で贅沢な空間でいただくのは、和の要素を取り入れた創作イタリアンのコース。9,680円(7皿)、12,100円(8皿)、17,050円(8皿)の3コースあり、17,050円コースは希望の食材をオーダーすることができます(要予約/金額は税込み)。

コースは全部で3種類。メニューは旬の素材を使うため、月ごとに変わるそうです。

田村料理長は、イタリア・ベネチアのイタリア料理店で修業を積んだ後、奈良県内のレストランで料理長を歴任。その経験から、信頼のおける農家と契約し、丹精込めて作られた奈良県産の野菜など、いま一番おいしい旬の味を、自らの眼で厳選して買い付けしています。

田村料理長に、料理の特長を伺うと、「イタリアでの現地の味は塩味が強かったんですね。日本人に食べやすい味を追求して辿り着いたのが和食との融合でした。鰹だしや昆布締めといった和の基本となる手法を織り交ぜて創作しています。」とのこと。美食家の舌も納得させる奥深い味の秘密はここにありそうです。

E24の看板メニューは、コースのspecialità。イタリア語で特別、おすすめといった意味で、このスペチャリタのメニューだけ、全コース統一で変わりません。その訳は、8年前から作っている田村シェフの自慢料理にあるんです。ぜひ食べてみてくださいと出されたのが、こちらです!

Specialità「奈良県産弾痕のポルチーニソーストリュフの香り」

田村料理長の「おでんの大根にポルチーニソースをかけて、トリュフと芽ネギを乗せました」という説明を聞いて、おでん?とハテナが渦巻きましたが、食べてみてビックリ!口に入れるとサッと溶けてなくなる大根。その後、ポルチーニ茸とトリュフの香りが口の中に広がり、鼻に抜けていきました。なるほど、この味に惚れて通う人が大勢いるという人気の高さゆえに変わらないメニューなんですね。

このSpecialità以外のメニューは、季節によって、旬の食材にこだわった多彩なメニューが堪能できます。さて、秋の味覚といえば、サツマイモ、栗、キノコ、松茸、柿、梨など、美味しい食材が豊富にあります。大地のエネルギーをたっぷり含み、栄養成分が豊富な秋の食材は、夏の暑さで弱った胃腸を回復し、体を温めてくれる効果があるそうなので、たくさん取り入れたいですね。田村料理長が考えた秋のおもてなし料理をご紹介しましょう。

Amuse「鳴門金時のロワイヤル、和栗のソース」

卵にブイヨンを加えて蒸しあげた卵豆腐に似た一品で、和栗のクリーミーなソースといっしょに食べると、ほんのりやさしい甘さが口に広がります。中にはサツマイモのトップブランド、鳴門金時がゴロゴロ隠れています!ミネラルをたっぷり含んだ徳島県の砂地で育てられた鳴門金時は、栗のようなホクホクとした食感と、くどさのない甘味が特徴。お腹がほっこりとあたたかくなりました。

本日のパスタ「天使の海老と大黒しめじ、かぼちゃのスパゲティーニ」

田村料理長が得意とするパスタメニュー。この秋は、女性や子供に人気のある濃厚なクリームソースパスタが登場。大黒しめじは、松茸を圧倒するほどの旨味があり、歯ごたえもぷりぷり、シャキシャキです。クリーミーなかぼちゃのクリームソースにたっぷり絡めていただきましょう。

ドリンクは、ワインはもちろんのこと、ウイスキーなど、イタリア料理に合うさまざまな飲み物が店長の目利きで取り揃えられています。「和酒をリクエストする方のために日本酒もご用意しております。また、甘いお酒として梅酒をご用意しました。甘めとすっきりタイプの2種類あり、ロック、水割り、ソーダ割など、お食事に合わせてお楽しみいただけます。」と大城店長。

日本酒(1,000円)吟醸「久保田 千寿」と大吟醸「北秋田」
梅酒(1,000円)「加賀梅酒」と「青谷の梅」

「フランス料理に比べると気取らずに食べることができるのがイタリア料理です。男性のエスコートで女性を連れて、または大人の女子会、ご家族での会食など、どうぞお気軽に、色鮮やかで美しい創作イタリア料理をお楽しみください!」とおしゃっていました。
百聞は一見にしかず!味わってみる価値ありです!

■店  名 E24(enishi)
■住  所 奈良県奈良市大宮町6-6-1 アルファコート1F-7
■電  話 0742-81-8686
■営業時間 18:00~22:00
■定休日  日曜・祝日
■駐車場  なし(近隣にコインパーキングあり)
※要予約(当日予約もお席があれば可能)

※掲載の価格は全て税込み価格です。
http://e24-nara.jp/

※この記事は取材当時の情報です。

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