17の目標 ゲームで学ぶ 日南高でワークショップ

カードゲームを通じ、SDGsについて学ぶ日南高の生徒たち

 日南市・日南高(坂元教久校長、344人)で27日、持続可能な開発目標(SDGs)に関するワークショップが開かれた。1年生133人が参加。カードゲームを通じ、17の目標などSDGsの基本的な考え方について学んだ。
 同市の一般社団法人PLUCK(プラック)理事でゲームのファシリテーター(進行役)の公認資格を持つ黒木有紀さん(45)らが講師を担当。黒木さんは、SDGsが「経済」「環境」「社会」の均衡がとれた社会を目指す世界共通の目標であることや「海の豊かさを守ろう」など17の目標を解説した。
 ゲームは「交通インフラの整備」などカードに記されたプロジェクトを「時間」「お金」のポイントを使って実行し、どれに取り組むかで経済、環境などの数値が変動する仕組み。生徒たちはチームに分かれ、実行するプロジェクトについて話し合ったりして目標達成を目指した。
 中島凜太朗さん(15)は「経済、環境などのバランスが大切だということを実感した。詳しく調べて今後の学習に生かしたい」と話していた。

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