ブタクサやヨモギ かゆい…秋の花粉症 始まってます 広島

鼻水やくしゃみ目がかゆくなるなどつらい症状が続く花粉症。

実は秋も用心しないといけません。季節外れに咲いているある植物の影響もあるんです。

「目がかゆかったりくしゃみとかせきとかたまに肌もあれたりします」

「ぜんそくまで行くとつらい。のどもすごく痛いんで」

花粉症の季節は春!と思い込んでいる人もいるのではないでしょうか。でも、実は・・・

広島アレルギー呼吸器クリニック 保澤総一郎 統括院長「秋の花粉症っていうのがこの10年来特に言われるようになってきています」

春の花粉と言えばスギやヒノキなどが有名ですが、秋にも花粉を飛散させる植物がたくさんあるんです。

保澤統括院長「代表的なのはブタクサやヨモギ、秋の雑草類がメインでそれが花粉を出して出るのが秋の花粉ということになります」

ほかにススキなどイネ科の植物も含まれます。

秋花粉は春ほど強烈な症状が出るわけではないということですが侮ってはいけないんです。

保澤統括院長「ブタクサ花粉というのはスギの花粉と比べて大きさが半分くらい。花粉の粒子が大きいと鼻で止まって奥まで入らないが小さいと鼻を通り抜けて気管支に入ってしまって肺に炎症を起こす。典型的にはぜんそく、のどまで入ると刺激してせきが出やすいという特徴がある」

また、花粉症は英語で言うとHay Fever(ヘイ フィーバー)。「熱」という単語が入っているくらいで37℃台の熱が出る人もいるとか。

さらに驚きの事実も・・・

保澤統括院長「ちょっとびっくり意外なものだが実は秋にもスギの花粉がちょっとある」

温暖化の影響でここ数年スギの花粉が秋にも飛散しているというんです。11月でも最高気温が20℃を超えた日は注意が必要です。

保澤統括院長「秋の花粉は雑草類。川べりをジョギングする人やバーベキューとか季節がいいのですると思うが、まわりは草むらなので秋の花粉に反応する人は注意が必要です」

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