人気歌手が最大8年の懲役刑も 約19億円の脱税疑惑 バルサ所属サッカー選手と破局したばかり

シンガーソングライターのシャキーラが、1220万ポンド(約19億円)の脱税疑惑に関する裁判で、最大8年の懲役刑を科される可能性があるという。

今年7月にシャキーラが司法取引を拒否したことを受けてスペインの司法当局が27日、懲役刑となる可能性があることを発表した。

今回バルセロナに近いアスプルガズ・ダ・リュブラガートにある裁判所の判事が正式にシャキーラの出廷を命令、本人が証言台に立つ予定だ。裁判の日程については発表されていないもの数か月以内に始まるものと見られている。

三人の息子をもうけたサッカー元スペイン代表のジェラール・ピケと、相手の浮気を理由に最近離婚したばかりのシャキーラ。2012年から14年までの3年間に税金の支払いを怠ったとして告発されていた。

検察局はシャキーラに対して、6回に及ぶ計1220万ポンド(約19億円)の脱税に対する最大の刑罰を要求、裁判所に提出された起訴状には懲役8年と1920万ポンド(約29億円)の罰金を求めると記載されていた。そして7月29日、シャキーラの弁護士が声明を発表、本人はこの訴えに関して法廷で争う構えであり、無罪を証明するとしていた。

2015年から正式にスペインに居住し、それ以前はバハマを拠点にしていたと主張するシャキーラだが、検察局はシャキーラはピケと共に2011年から同国に住んでおり、ツアーなど仕事を理由に海外に行っていただけだと指摘していた。

ちなみにバハマに住んでいたシャキーラだが、2015年に税法的にスペインの居住者登録を済ませ現在までに推定250万ポンド(約4億円)の税金を納めたとされている。

スペインに公式に居住している者は国外からの収入に対しても税金を納める必要があり、1年に183日以上国内にいる者は納税義務のある居住者と見なされる。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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