国の新型コロナウイルス対策の持続化給付金をだまし取ったとして詐欺容疑で男女3人が逮捕された事件を巡り、厚木市の小林常良市長は29日、次男(45)が逮捕されたとの報道を受けて市役所内で記者会見を開き「心からお詫び申し上げる。絶対に許せることではない」などと謝罪した。
硬い表情で会見に臨んだ小林市長は「持続化給付金の不正受給の報道がありました。私の次男であります。市民や多くの関係者の皆様に大変なご迷惑とご心配をおかけしたことを心からお詫び申し上げます」と述べ、深々と頭を下げた。
「逮捕の事実は昨日、テレビのニュースで知った。きょう動画が流れたので(次男に)間違いないと思った」と説明。逮捕容疑について「公金をだまし取った詐欺。とんでもないことだ。親としても首長としても絶対に許せることじゃない」と強い口調で答え、「(次男に対しては)自分のやってきたことを明確に話すことが、迷惑を掛けた人に対してもやるべきこと、と声を大にして言いたい」と話した。