20年前の日韓W杯「優勝したブラジル代表の伝説イレブン」、今は何をしているのか

2002年に日本と韓国で開催されたワールドカップ。初めてのアジア開催であったその大会から20年が経ち、今年はカタールで行われることになった。

今回はその日韓ワールドカップの決勝戦でドイツに勝利したブラジル代表の伝説イレブンを振り返ってみよう。

GK:マルコス

現在:理学療法クリニックやビールブランド経営

「聖マルコ」の愛称で呼ばれたパウメイラスの伝説的ゴールキーパー。欧州では一度もプレーしたことはないものの、評論家の間ではブラジル代表の歴史上最も偉大な守護神であったとも評価されている。

2012年に現役を引退してからは、理学療法クリニック「クリニカ・サン・マルコス」やピールブランド「Cerveja 12」を設立して実業家に転身している。2017年には遺伝的な心臓病を治すための手術を受けた。

CB:ロッキ・ジュニオール

現在:Globoコメンテーター

ブラジル代表で48capを獲得した名センターバックであるが、欧州ではミランやレヴァークーゼンでプレーしながらあまり成功できなかった。2006年W杯も怪我のために欠場し、2007年に引退している。

引退後は「Projeto Primeira Camisa」という若手育成プログラムを立ち上げたり、メディアで司会者を務めたりしていた。またXV de Piracicabaやイトゥアーノの監督も経験していたが、指導者としてはほとんど成功しなかった。

CB:エジミウソン

現在:解説者、バルセロナスクールアンバサダー

この大会時はまだリヨンでプレーしていたエジミウソン。ボランチとセンターバックをこなすユーティリティプレーヤーで、その後バルセロナに移籍している。

2012年にセアラーで2部降格したあとに現役を引退し、その後はメディアで解説者に転身。またバルセロナのスクールでワールドアンバサダーを務めている。

CB:ルシオ

現在:タレント

圧倒的な身体能力、そして時に見せる意外な攻め上がりのインパクトが強烈だったルシオ。当時はレヴァークーゼンでプレーしていたが、その後バイエルン、ユヴェントス、インテルでも活躍した。

2020年まで現役を続けたため、このメンバーでは最後に引退した選手である。現在はあまり表には出てこないが、メディアで時々顔を見せている。

右WB:カフー

現在:タレント、アンバサダー

ブラジル代表142試合に出場した伝説的なサイドバック。1997年からプレーしたローマでスクデット獲得に貢献し、その後ミランでも多くの栄冠を手にした。

2008年に現役を引退してからは様々なイベントへの出演やアンバサダーとしての活動を行っている。

左WB:ロベルト・カルロス

現在:タレント、実業家

「悪魔の左足」を持っていた伝説のサイドバック、ロベルト・カルロス。レアル・マドリーで2007年まで活躍したあと、トルコやロシアを経て引退。2015年にはインドで選手兼監督として復帰したことも。

完全に引退するまでに4チームで監督を務めたが、それで懲りたのかそれ以降は指導者をしていない。タレント活動のほか、Ginga Scoutという選手とコーチとスカウトをマッチングするサービスを経営していた。

DMF:クレベルソン

現在:フィラデルフィア・ユニオン2 アシスタントコーチ

マンチェスター・ユナイテッドで大失敗したことばかり話題になったクレベルソンであるが、日韓ワールドカップでは欠かせない選手だった。当時はアトレチコ・パラナエンセで活躍していた若手ボランチである。

晩年はアメリカに活躍の場を移して2016年に現役を引退。その後はフィラデルフィア・ユニオンの下部組織で指導者として活動を始め、現在はリザーブのアシスタントコーチを務める。

DMF:ジウベルト・シウヴァ

現在:タレント

この日韓ワールドカップでの活躍で一気に名を上げ、そのままアーセナルに移籍したジウベルト・シウヴァ。ブラジル人不毛の地と言われたプレミアリーグを変えた選手だった。

2014年に現役を引退した直後、ワールドカップ2014で解説者に。さらにパナシナイコスのテクニカルディレクターなどを務めたあと、様々なイベントへの出演で活躍している。

FW:ロナウジーニョ

現在:タレント

当時パリ・サンジェルマンでプレーしていたロナウジーニョ。この日韓ワールドカップではデイヴィッド・シーマンの頭上を超える超ロングFKなどで大活躍し、バルセロナへと移籍した。

2015年にフルミネンセで引退し、その後はタレントとして活動。2020年には偽造パスポートを使ったことでパラグアイ当局に逮捕されたが、無事に釈放されている。

FW:リヴァウド

伝説のソリコミレフティであるリヴァウド。大柄な体格と長い脚、優雅で鋭いテクニック、意表を突くアイデアで多くのファンに愛された。トルコ戦のアディショナルタイムには、足にボールをぶつけられた際に頭を抑えて倒れる場面が話題になった。

晩年は息子リヴァウジーニョ(現ウニベルシダ・クライオヴァ)とともにモジ・ミリンでプレーし、2015年に現役引退。現在はイベント参加や大使として活動している。

FW:ロナウド

現在:クラブオーナー(バジャドリー、クルゼイロ)

圧倒的なスピードとシュートセンスで「世界最高のストライカー」の名を恣にしていた元祖ロナウド。その一方でキャリアを通して怪我に悩まされたのが残念だった。この大会では「大五郎ヘアカット」でも話題に。

引退後はアンバサダーやイベント参加などを行っていたが、2018年にバジャドリーの株式を取得してオーナーに。さらに昨年は出身クラブであるクルゼイロの危機を救うために株式を買い、7000万ドルを投資した。

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