性格は正反対…生後3カ月の双子レッサーパンダ、10月から鯖江市西山動物園で一般公開

6月に生まれたレッサーパンダのかえで(左)とカイト=9月26日、福井県鯖江市西山動物園

 福井県の鯖江市西山動物園で6月に生まれたレッサーパンダの双子の一般公開が、10月1日に始まる。双子は雄と雌で、公開に先立って公募した2頭の愛称は雄が「カイト」、雌は「かえで」に決まった。ともに成育は順調で、あどけない姿が人気を呼びそうだ。

 2頭は6月27日に誕生した。同園によると9月20日時点で、頭から胴の長さと体重はカイトが約38センチ、1450グラム、かえでは約39センチ、1470グラム。体格はほとんど同じだが、雌のかえでは背中の毛が白っぽく活発で、雄のカイトはのんびりした性格だという。

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 カイトの名付け親、山本弥生さん(敦賀市)は「大空を舞うカイトのように伸び伸び育ってほしい」、かえでを命名した岩崎紀子さん(鯖江市)は「西山公園のカエデのように、さまざまな表情を見せてほしい」と願いを込めた。

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 まだ幼い2頭の体力を考慮し、当面の公開時間は午後1時半からの30分間に限る。飼育担当者は「巣箱の外の世界に慣れていないので、優しく見守ってあげてほしい」と話している。

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