
総務省は30日、8月にインターネット回線「フレッツ光」で大規模な通信障害を起こしたNTT西日本を行政指導し、再発防止を求めた。サービスを提供する全30府県の一部地域で、最大約211万回線に影響が出たことを重く見た。
総務省総合通信基盤局の竹村晃一局長が、NTT西の森林正彰社長に対し「重大な事故は社会・経済活動に深刻な影響を及ぼすものだ」と指摘し厳重注意した。森林氏は報道陣の取材に「社会的な責任を重く受け止めている」と述べた上で「大変ご迷惑をおかけし申し訳ない」と謝罪した。
障害は8月25日の午前8時57分に発生し、影響は5時間47分にわたった。
