大石知事「交流の絆は財産」 中国福建と友好県省40周年記念式典

中国福建省とオンラインでつなぎ、式辞を述べる大石知事(左)=県庁

 長崎県と中国福建省は29日、友好県省締結40周年の記念式典をオンラインで開いた。大石賢吾知事は「長年にわたる交流の絆を県民にとって重要な財産とし、次の世代にしっかりと受け継いでいかなければならない」と強調。今後さらに多くの分野で交流を広げ深めていくことで、趙龍(ちょうりゅう)省長と一致した。
 1982年10月16日に友好県省を締結。今年は新型コロナウイルスの影響で相互訪問ができず、初めてオンラインを活用した。幹部それぞれ4人が参加し、記念動画で交流の歴史をたどった。
 県はこれまでに同省と文化や教育の交流、農業技術の提供などを進めてきた。青少年らの民間交流も続いている。趙省長は「友好締結時の初心を振り返り、共に力を尽くして友情と協力の橋を固く築き上げ、中日友好に寄与するよう期待している」と述べた。


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