長蛇の列!浦和コルソ、地下スーパーがリニューアルオープン 半額セールに予想以上の来店、入場制限も

コルソ地下1階の食品スーパーがリニューアルオープン。買い物客が並び入場制限も行われた=29日午前、さいたま市浦和区高砂1丁目

 JR浦和駅(埼玉県さいたま市)西口のコミュニティプラザ・コルソ地下1階の食品スーパー、1階の化粧品店などが29日、リニューアルオープンした。午前10時の開店前から、買い物客が長蛇の列をつくり、入場制限するなど盛況だった。コルソ側は「浦和のまちの活性化につなげたい」と期待していた。

 地下1階の「生鮮食品館 FUJI GARDEN」は、約2カ月かけて全面改修した。食料品ごとのマルシェ方式にするなど、店内のレイアウトを大きく変更。買い物客の目線、回遊を考慮して、商品をより取りやすくしたという。

 山形牛の半額セールのほか、鮮魚、果物などを特売。富士ガーデンのエリアマネージャー前田正直さんは「予想以上の来店で、しっかり応えたい。良い品をお客さまに納得していただくというコンセプトで営業していく。食料品の高騰が言われているが、価格を抑えていきたい」と話した。

 買い物によく訪れているという近所の主婦(48)は、半額の山形牛やシャインマスカットを購入した。「品ぞろえが豊富で、見るのも楽しかった。良い物を買えて、並んだかいがありました。混んでいない時に、ゆっくり見てみたい」と笑顔だった。

 コルソ開業41周年を迎える中でのリニューアル。管理会社「浦和商業開発」の細渕俊夫社長は「50周年に向け、さらに地域との一体化につなげていく」。浦和駅周辺は大型商業施設やスーパーが立ち並ぶ。細渕社長は「競争相手ではあるが、市内外から人を呼び込むために連携をしてきた。今後も一緒に浦和のまち全体を盛り上げていきたい」と話していた。

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