坂手淳史「大学ラグビーの熱さを感じてほしい」――「ラグビー 関東大学対抗戦2022」

昨季のラグビー関東大学対抗戦で3季ぶり10度目の優勝、大学選手権でも4季ぶり10度目の優勝を果たした帝京大。自身も2015年に主将として帝京大を選手権7連覇に導いた坂手淳史選手(埼玉ワイルドナイツ)は、その戦いぶりを見て喜んでいた。

「強かったですね。スクラムなどのセットプレーを中心に相手を圧倒していて、シーズンが深まるにつれてすごみが増したように感じました。勇退された監督の岩出(雅之)さんを10回目の優勝で祝うことができて、いいシーズンだったと思います」

今季、連覇に挑む帝京大で坂手注目の選手が、江良颯選手。

「江良くんは本当にいい選手。自分と同じポジションのフッカーで、セットプレーの精度が高く、推進力もディフェンス力もあって、総合力が高い選手。これからの成長も楽しみです」

帝京大のライバルになるのは、名門の早稲田大や明治大だ。

「明治には安定感と爆発力があって、早稲田はテンポの速いラグビーをします。明治には山本嶺二郎(3年生)、早稲田には宮尾昌典(2年生)がいて、母校の京都成章高校出身の選手がいるので楽しみです」

坂手が考える大学ラグビーならではの面白さとは?

「毎年メンバーが変わりながらも、一つの目標に向かうことで、ラグビーに懸ける思いが強くなってくる。その“熱さ”を、より高いレベルのフィジカルと強度で感じられるのが、大学ラグビーの魅力だと思います」

【プロフィール】

坂手淳史(さかて あつし)
1993年6月21日、京都府生まれ。2015年、主将として帝京大7連覇に貢献。所属する埼玉ワイルドナイツ、日本代表でも主将を務める。ポジションはフッカー。180cm/104kg。

【番組情報】

ラグビー 関東大学対抗戦2022
J SPORTS 1ほか
10月2日 午前11:20~午後1:50ほか

伝統校がひしめき合うラグビー関東大学対抗戦。10月は明治大×立教大(2日)、筑波大×帝京大(2日)などを生中継。

取材・写真提供/J SPORTS

※スカパー!TVガイドBS+CS10月号より掲載

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