うらわのうなぎ萬店、子ども食堂に「うな重」贈る 初めて食べる子喜び 今年で創業136年、地元に恩返し

金子社長(右)から弁当を受け取ったなないろキッチンの吉川さん

 埼玉県さいたま市南区の川魚料理店「うらわのうなぎ萬店(まんだな)」は、テイクアウト商品の「冷凍うな重弁当」5個をさいたま市見沼区のケア型子ども食堂「なないろキッチン」に寄贈。27日、同店で贈呈式が行われた。

 4代目の金子剛社長は「今年で創業136年、何か地域に恩返しできないかと常々考えていた。浦和伝統の食文化を子どもたちに味わってもらえたら」と、今回の経緯を説明。

 弁当を受け取った同団体の吉川佳代子さんは「育ち盛りの中学生が多いので、ひつまぶしなどにして食べさせたい」と感謝。さいたま市子ども食堂ネットワーク代表の本間香さんは「うなぎは年に一度食べられるかどうかのごちそう。一度も口にしたことのない子どもたちもいるのできっと喜んでくれると思う」と話していた。

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