マリナーズが空中戦を制しサヨナラ勝利 21年ぶりプレーオフ進出に王手

【レンジャーズ9-10xマリナーズ】延長10回タイブレーク@T-モバイル・パーク

マリナーズは1点ビハインドで迎えたタイブレークの延長11回裏、先頭から3連打で一挙に逆転し10対9でレンジャーズにサヨナラ勝利。一進一退の激しいゲームを制してプレーオフ進出へのマジックナンバーを1まで減らした。マリナーズ8番手のクリス・フレクセンが8勝目(9敗)をマークし、レンジャーズ6番手のジョン・キングに4敗目(1勝)が記録されている。

1回裏にミッチ・ハニガーの8号2ランで先制したマリナーズだったが、3回表に3本のホームランで4点を失い逆転を許してしまう。しかし、マリナーズも直後の3回裏にハニガーが2打席連発となる9号2ランを放ちすぐさま同点とすると、4回裏、6回裏にはルーキーのジャレッド・ケルニックにも2打席連続ホームランが飛び出し7対4とリード。しかし、レンジャーズも7回表にマーカス・セミエンとナサニエル・ロウの二者連続ホームランで再び反撃を見せる。両チーム合わせて9本のホームランが飛び交う空中戦は、8回表にレンジャーズが同点とするとそのまま延長タイブレークに突入した。

両チーム1点ずつを取り合い迎えた11回表、レンジャーズは犠牲フライでタイブレークの走者を返したものの、またしても1点止まり。すると11回裏にディラン・ムーアとルイス・トレンズの連打でマリナーズがすかさず同点に追いつき、最後は無死1・3塁からJ.P.クロフォードがサヨナラタイムリーで3時間48分の熱戦に終止符を打った。

マリナーズは2001年以来21年ぶりのプレーオフ進出が目前。順位も直近10試合で3勝7敗と足踏みが続いているレイズをかわしてワイルドカード2番手に浮上している。本拠地開催権を持つプレーオフ1番手も1.5ゲーム差と射程圏内に入っているだけに、最後まで熱い試合が続きそうだ。

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