9月ラストは57地点で真夏日に 残暑は来週前半まで 後半は気温が大幅下降

10月1日(土)の最低気温・最高気温分布

 きょう30日(金)は西日本を中心に57地点で30℃以上の真夏日になった。あす10月1日(土)も全国的に30℃前後の予想。ただ、朝の最低気温は20℃に届かない所が多い。半袖では肌寒く感じられそうなので、調節のできる服装が活躍しそうだ。
 来週前半までがこの暑さが続きそうだが、来週後半は気温が一気に下がる。6日(木)の東京の最高気温は21℃の予想だ。

9月ラストは真夏日続出 57地点で30℃以上

9月30日(金)の最高気温分布

 きょうは、全国的にカラッとした秋晴れとなり、日差しと共に気温が上昇。全国的に平年より気温が大幅に高くなった。特に西日本を中心に全国56地点で30℃以上を観測。秋分の日を過ぎ、日の出ている時間の方が短くなったが、「真夏日」となった。

あす 朝と日中の気温差に注意 北海道は観測史上最も暑い10月に

10月1日(土)の予想気温

 あす(10月1日)朝の最低気温は20℃以下のところが多く、北海道~九州北部できょうと同じくらいの予想。半袖では肌寒く感じられそうだ。
 ただ、あすの日中の気温は全国的にきょうと同じくらいかやや高い30℃前後の見込み。カーディガンなど調節のできる服装が活用したい。
 また、北海道網走でも31℃の予想。これまで、10月に北海道で30℃以上を観測したことはなく、観測史上初の10月の真夏日となる見込みだ。
 季節外れの暑さになるので、体調管理には十分注意してほしい。

あすの天気 広くカラッと秋晴れ 千葉・茨城は雨も 伊豆・小笠原諸島は大気不安定

10月1日(土)の予想天気分布

 あすもきょうと同じような天気の所が多い。広い範囲でカラッとした秋晴れで、行楽日和になりそうだ。ただ、千葉県や茨城県は、台風18号に吹き込む風の影響で雲が広がる。沿岸部では風も強まり、銚子付近では雨が降る時間もありそうだ。
 また、伊豆諸島南部や小笠原諸島では、台風18号の影響で大気の状態が不安定になる。台風の中心付近の強い雨雲がかかることはなさそうだが、落雷や突風、急な雷雨に注意が必要だ。

来週後半は気温大幅ダウン

週間予報

 この暑さは来週前半まで続く予想。4日(火)の東京の最高気温は30℃の予想だ。ただ、その後は大陸から冷たい空気がやって来て、一気に気温が下がる。6日(木)の最高気温は21℃と、2日前より9℃も低い予想となっている。体調管理に注意が必要だ。

富士山 初冠雪

9月30日(金)鳴沢村公園からの富士山(引用=富士五湖TV)

 きょうは往来に半袖の人も多く、残暑が続いているが、けさは富士山の初冠雪が発表された。季節は着実に歩みを進めている。
(気象予報士・森戸美唯)

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