第110回島田大祭（帯まつり）が開催されます！　[静岡県島田市]

　静岡県島田市で3年に1度、10月に開催される「島田大祭」。島田宿の氏神として信仰されている大井神社の祭りで、日本三奇祭の一つに数えられています。1695年(元禄8年)に始まって以来、令和4年で110回目を迎えます。

　その昔、島田宿に嫁いできた花嫁は、晴れ着姿で大井神社へお参りし、そのまま街を歩いて花嫁姿を披露する風習がありました。

　いつしか、花嫁が見せ物同様では気の毒ではないかと気遣う心から、女の命とされていた「帯」を、大名行列の大奴（おおやっこ）に託して披露するようになりました。

　島田大祭の期間中は、大奴、鹿島踊（かしまおどり）など、元禄の時代から受け継がれてきた文化を、間近に見ることができます。

　最終日には、大井神社の神様が御旅所（現在の大井神社境内に遷座する前の神社）に里帰りする「お渡り」が行われます。大名行列を先頭に、神輿渡御行列、鹿島踊、屋台などが１km近い列をつくり、本通りを練り歩きます。

　きらびやかな衣装や祭小物など、島田でしか見ることのできない貴重なものばかり。元禄大絵巻さながらの光景は圧巻です。ぜひ豪華絢爛な島田大祭へお越しください。