駅の周辺は閑か 新茂原駅【木造駅舎カタログ】外房線07/292

※2022年1月撮影

トップ画像は、外房線新茂原駅。新茂原駅は、1955年(昭和30年)と「戦後が終わった」頃に開業した比較的新しい駅です。

※1956年(昭和31年)度「経済白書」に「もはや戦後ではない」と書かれました

一方、一つ手前の茂原駅にはデパートなどがあって繁華な小都市というイメージがあったので低層の住宅街とその周囲に工場や農地が広がるコンパクトな新茂原駅の木造駅舎はちょっと予想外でした。

※2022年1月撮影

茂原駅には、大学生の頃にアルバイトで来た事がありました。以下、余談です。

1975年(昭和50年)5月から始まったフジテレビ「猿の惑星」の番組プロモーションのアルバイトでした。仕事は、デパートの屋上に作った小さなステージで猿の着ぐるみを着て予め作られた音声テープに合わせて30分ぐらいのステージを1日に何回か演じるコトです。宣伝カーの後部オープンスペースに乗って猿の着ぐるみで手を振って町中を回ったりもしました。バイト料は良いし、楽な仕事で九州に2週間ほど行ったり、楽しいバイトでした。毎日、地方局から提供される昼食が「天丼」か「カツ丼」なので流石に食べ飽きましたが。

茂原という町に初めて訪れたので新鮮でした。

現在に戻ります。

新茂原駅の駅前広場。両側、南北には駐輪場「第5」と「第6」がありました。「第1」から「第4」も駅の近隣に有るというコトでしょうか。見当たりませんでしたが。

※2022年1月撮影

駅舎北側には駅トイレがあります。右の新しい瓦屋根です。

※2022年1月撮影

駅舎は、外房線の東(海)側にあります。しかし、太平洋・九十九里浜からは10km近く離れています。国道128号線は、新茂原駅の西側150mほどを並行しています。駅前の交通量はさほど多くなく駅の周辺は閑かでした。

※2022年1月撮影

駅舎正面。改札口にはICカードSuicaの簡易改札機が設置されています。有人駅で窓口営業時間は、6:55~17:40となっていましたが、筆者が駅を訪れたのが11時40分。11:25~12:40(16:20~17:05)は窓口がお休み時間でした。

※2022年1月撮影

構内跨線橋で島式ホームに渡りました。

※2022年1月撮影

※タイトルは『木造駅舎』となっていますが、厳密に「構造として木造建築」の駅舎だけをとりあげているワケではございません。あくまでも筆者が気に入った駅舎を恣意的に選ばせていただいています。外観が明らかに木造建築と異なる場合でも、煩雑を避けるためタイトルは【木造駅舎カタログ】のまま進行いたします。悪しからずご了承ください。

※駅などについては『JR全線全駅』(弘済出版社/1997)、『週刊朝日百科 JR全駅・全車両基地01-60』(朝日新聞出版/2012-2013)他を参照しています。

※鉄道撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいているものです。鉄道を撮影する時は感謝の気持ちを伝えましょう。ありがとうございます。

(写真・文章/住田至朗)

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