<熊谷小4ひき逃げ>あの日から13年…現場周辺で母親らが情報提供呼びかけ「犯人に近づけるように」

車のドライバーにチラシを手渡し、情報提供を呼びかける母親(右)=30日午後4時ごろ、埼玉県熊谷市仲町の八木橋百貨店前

 埼玉県熊谷市で2009年9月、小学4年の小関孝徳君=当時(10)=が死亡した未解決のひき逃げ事件から13年となった30日、県警と孝徳君の母親が事故現場付近にある同市仲町の八木橋百貨店前の県道で、ドライバーなどにチラシを配り、情報提供を呼びかけた。

 県警は県警本部交通捜査課と熊谷署の署員計22人が参加。車が多い県道太田熊谷線で、400枚のチラシを車のドライバーなどに手渡した。チラシは2台の車が関与している可能性があるとして、県警が作り直したもので、「逃走車両は2台(複数台)の可能性があります。情報をお寄せください」などと記載された。

 母親は「これからも犯人に近づけるように頑張っていきたい」と語った。地元のコミュニティーFM「FMクマガヤ」にも出演し、ブログなどへの情報提供を呼びかけた。

 母親のブログは「〈未解決〉熊谷市小4男児死亡ひき逃げ事故!」(https://ameblo.jp/kosekitakanori/)。

© 株式会社埼玉新聞社