【30日】長崎県内346人コロナ感染 週間ではピーク時の1割に

新型コロナウイルス感染者の入院状況

 長崎県は30日、県内で346人の新型コロナウイルス感染者を確認したと発表した。30日までの1週間の感染者数は2536人で、流行第7波のピーク時(8月18~24日、2万5770人)に比べ約1割に減少した。
 第7波が始まった7月以降の月別感染者数は▽7月=3万2496人▽8月=8万7460人▽9月=2万6421人。
 年齢別では40代が65人で最多。10代55人、10歳未満50人、20代49人と続いた。重症化リスクが高いとされる60歳以上は60人だった。
 佐世保市は30日、市内の障害者福祉施設で計14人(入所者9、職員5)が感染するクラスター(感染者集団)が発生したと発表。学校関連では長崎市立中1学級が30日から閉鎖した。
 県は30日、医療圏ごとの病床確保のフェーズについて長崎、佐世保・県北、県南をこれまでの「緊急時(レベル2)」から「4」、県央を「4」から「3」、対馬を「4」から「2」にそれぞれ引き下げた。病床数は県全体で648床から408床に減った。
 また県は長崎医療圏の宿泊療養施設について1施設の借り上げが30日に終了するため、同医療圏の確保室数が1日から244室(142室減)になると発表した。県全体では758室。


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