車いすバスケU23世界選手権V 日本代表・溝口選手 大村市長に報告

園田市長に世界一を報告する溝口選手(右)=大村市役所

 9月8~16日にタイのプーケットで開催された車いすバスケットボールの男子U23(23歳以下)世界選手権に日本代表として出場し、初の世界一に貢献した大村市在住の溝口良太選手(21)が9月30日、市役所を訪れ、園田裕史市長に大会結果を報告した。
 先天性の二分脊椎を手術した影響で下半身にまひが残る溝口さんは、創成館高時代に本格的に競技を開始。市内で会社員として勤務しながら、クラブチーム「長崎サンライズ」に所属している。
 同選手権では、予選リーグと決勝トーナメントの計3試合に出場。予選のカナダ戦では4得点を決めるなどの活躍を見せ「初めての世界選手権だったが、海外の選手相手でも戦えた」と手応えを語った。
 園田市長は「障害があっても頑張って活躍している姿を多くの人に知ってもらいたい。(2024年の)パリ・パラリンピックにも出場を」と激励。溝口選手は「自分には足りていない面も多く、日本代表の中でもレベル差を感じた。まずはA代表入りを目指し、世界と戦う土台づくりに取り組みたい」と抱負を述べた。

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