スパイスの町として再生する大阪・中津で味わう!激ウマ魯肉麺、スパイスらぁめん

旅人へひとこと

昔から「これからの町」と言われていた大阪市北区・中津。今やスパイスの香りを感じられる町に再生中です!

その町で勤める公務員が、その町の魅力も素敵なスポットも一番知っていると決めつける「公務員グルメ旅」。

【公務員グルメ旅】地元公務員に聞く!知ってほしい街の魅力と、おいしいグルメ

https://gohantabi.jp/special_list/20220801

じゃあ、大阪市は私が紹介しなければと思ったのですが、1回では紹介しきれない! と思ったので別企画として書いてみることにしました。

大阪市には24の行政区があります。それぞれに24の町の顔があって、それぞれの魅力を紹介したい。
大阪市の職員なら分かる「区の順番」どおりに、有名どころもまだ知られていないところもおすすめします。

第1回目は「北区」です。

大阪市で賑わいの中心になるのは「キタ」と「ミナミ」「キタ」が含まれるのが、大阪市北区です。
大阪駅・梅田駅を中心としたエリアだけでなく、市場と日本一長い商店街『天神橋筋商店街』があり飲み屋に困らない天満、夜の町・北新地、中央公会堂や水辺の風景が美しい中之島とおすすめすべき場所はたくさんある、ありすぎるんですが、私がおすすめするのは「これからの町」中津です。

中津は梅田の北側に位置する町です。
大阪に出張することが多い人は、新感線の乗り換え駅の新大阪駅まで行きたいのに「中津止まり」に悩まされることでこの町を知っているのではないでしょうか?
中津やスカイビルのある隣町の大淀はもう何十年も前から「これからの町」と言われていました。梅田から一駅というアクセスの良い場所にありながら、阪急とJRの高架に囲まれた範囲が広く、町の発展から取り残されてきました。

町唯一の商店街では店舗が少しずつ閉店し、アーケードの屋根もいつしか無くなってしまいました。そんな中津が、ここ数年、少しずつ「これからの町」として再生していっています。

使われなくなった住家を改築し、町に人を呼び込み、そして町の魅力を知った人がまた新たな人を呼んできます。

そして、この数年で一気に広がった「町の匂い」がその魅力を高めています。

スパイス香る「中津の町」を体感せよ

中津の再生の大きな力になっているのが、町に続々とオープンしているカレーなどのスパイス料理店。店主それぞれの個性が溢れるお店が点在し、どのお店も強烈なファンを掴んでいます。

おすすめしたいお店はいくつもあるのですが、その中でも今回は「スパイス」×「麺」のお店を2店ご紹介します。

スパイス飯麺 兄弟舎「魯肉麺」

『スパイス飯麺 兄弟舎』は、中津でスパイス料理を展開している『梵平』『ダイヤモンドビリヤニ』『月と太陽』の姉妹店。以前はお隣の豊崎でお店を開いていたのですが、中津に移転してきました。

元々は担々麺とカレーライス、そしてカレーラーメンを提供していたんですが、期間限定で提供された(今はレギュラーメニュー)これに私はどハマりしてしまいました。

極太麺にスパイス香る魯肉がたまらない「魯肉麺」

魯肉飯(ルーローハン)ならぬ「魯肉麺」(850円+スパイス味玉100円)。

スターアニスやクローブ、花椒などいかにも中国っぽい「五香粉」と呼ばれるミックススパイスで風味付けされた魯肉に、豚バラ肉、高菜、カシューナッツ、自家製食べる辣油、パクチー、ネギなど豊富なトッピングでガツンと食べさせる超進化系台湾まぜ麺です。

見た目も豪快ですが、味もなかなか個性的。

魯肉飯の中には角煮丼と変わらないようなお店もありますが、こちらの魯肉は明らかにそれとは別物。

クセのあるスパイス感で好き嫌いの分かれそうな香りと甘みで単体でも興味を引かれます。

そこに合わさるのが関西では定番の京都『麺屋棣鄂』の極太麺。

老醤(中国のたまり醤油)をベースにしたタレにトッピングされた具材のそれぞれの食感、香り、味わいが複合的に混ざり合って強烈に食欲を刺激します。

テーブルにはスパ醤(オリジナルの辛みソース)、花椒、辣油、檸檬酢、唐辛子が用意されているので、味変も楽しめます。

最後には一口ごはんがついているので、味変で最後まで楽しめます。

スパイス飯麺 兄弟舎

〒531-0071 大阪府大阪市北区中津3丁目6−13

SPICE × RAMEN ススス「スパイスらぁめん」

2店目は元中津商店街にオープンしたばかりの『SPICE × RAMEN ススス』さん。

元々あった家屋を綺麗に再生した吹き抜けの開放的なお店です。

穏やかな味変でスパイス感盛々「スパイスらぁめん」

伊吹いりこをベースにした煮干し出汁に、スリランカ産のゴラカ、コリアンダー、クミン、グローブなどのミックススパイスを効かせたスパイスラーメン。

キーマスパイス、ココナッツスパイス、季節野菜のアチャール(パプリカ)をトッピングし、少しずつそれらを崩しつつ穏やかな味変が楽しめます。

(写真はスパイスらぁめんスペシャル 1,280円)

こちらの麺は中細のストレート麺。

見た目ほど辛くはなく、スパイスの香味が麺にもしっかりと絡みます。

トッピングを混ぜながら食べていると、大阪に定着したスパイスカレーのような深みのある味わいを感じられます。

別売り(100円)で、スパイス(ブラック、レッド、グリーンの3種)も提供しているので辛みが足りない方は追加が可能。

半分ほど食べたら檸檬を搾って味変。ココナッツスパイスと檸檬の酸味があって、後半はすっきりといただけます。

最後に「ダイブ飯」として、バスマティライスが提供されるのでサフランライスの風味でさらに味変して最後まで満足できる一杯です。

「スパイスライス」(480円)も、スパイスチキン、豚レアチャーシュー酸味のあるソースをかけたエスニックな仕上がり。

こちらにラーメンのスープをかけたりするのも楽しいです。

SPICE×RAMEN ススス

〒531-0071 大阪府大阪市北区中津3丁目16−3

ビルの地下駐車場の空きスペースを利用してクラフトビールの醸造をしたり、イベントを行っている『ハイパー縁側』や、

桁下1.4mの表示のJR高架下、

ウメキタに作られている新駅から伸びる建設中の線路、

変わったり変わらなかったりする「これからの町」中津にぜひ遊びに来てください。

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*この記事は2022年9月時点の情報を基に作成しています。

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ライター:があ

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