スマートIC 壬生PA候補地に 国交省、足利は事業許可

 国土交通省は30日、自動料金収受システム(ETC)専用のスマートインターチェンジ(IC)の新たな候補地となる「準備段階調査着手箇所」として、北関東自動車道壬生パーキングエリア(PA)の「仮称・壬生PAスマートIC」(壬生町国谷)を採択したと発表した。今後、町が中心となって国、ネクスコ東日本、県などと準備会を組織し、早期事業化を目指す。

 候補地は壬生IC西約1.7キロの壬生PA。北関東道に接続するETC専用のスマートICとなる。今後は準備会で調査を進め、地区協議会や実施計画書の策定を経て事業化する。町は早期開通を目指す。

 小菅一弥(こすげかずや)町長は「このスマートICが、道の駅みぶ周辺地区の発展、そして地域の利便性向上に大きく寄与することを確信している」とコメントした。

 また同省は、準備段階調査着手箇所の足利スマートIC=仮称=に事業許可を出したことも明らかにした。

 同ICの建設予定地は足利ICから西に約6キロ、太田桐生IC東約4キロの足利市山下町付近で、2028年度中の完成を目指す。

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