「核廃絶 若い世代にも」高校生平和大使 1万人署名実行委 長崎市長に意気込み

田上市長(左)に意気込みを語る平和大使=長崎市役所

 核兵器廃絶を求める署名活動に取り組む「第25代高校生平和大使」と「高校生1万人署名活動実行委員会」の6人は9月29日、長崎市役所を訪れ、田上富久市長に意気込みや思いを語った。
 第25代高校生平和大使31人のうち本県の4人と、実行委の活動リーダー2人が訪問。平和大使で県立長崎西高2年の宮崎優花さん(16)は「核兵器という難しい話題を若い世代に身近に感じてもらい、大使の活動を見てアクションを起こせると知ってもらいたい」、実行委活動リーダーで長崎玉成高2年の道下ひかりさん(17)は「活動を通して、署名を集める難しさを実感している。自分自身が学び、考えを強く持って発信していきながら署名を集めたい」と抱負を語った。
 6人は、全国の高校生が平和を願う曲「青い空は」を歌いつなぐ動画を制作した活動を紹介し、動画を収録したDVDを田上市長に手渡した。田上市長は「大使の活動は文化になってきている。思いを自分の言葉で話すということを忘れず続けてほしい」とエールを送った。

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