この土日は全国的によく晴れて行楽・洗濯日和に 来週は残暑一転して気温急降下の予想

 きょう10月1日(土)からあす2日(日)はどちらも全国的によく晴れる所が多く、絶好の行楽・洗濯日和となりそうだ。力強い日ざしの影響で、昼間は厳しい残暑が続く見通し。
 ただ、来週4日(火)から5日(水)にかけて広く雨が降り、この雨を境に気温は急降下。厳しい残暑からは一転して、昼間も肌寒くなりそうだ。気温の変化が大きいため、体調管理に気をつけたい。

きょう1日(土)北海道では記録的な残暑

 きょうから10月が始まったが、1日(土)の日本付近は朝から高気圧に覆われて全国的によく晴れている。力強い日ざしが届いている影響で、朝から気温は上昇中。特に北海道ではフェーン現象の影響も加わり、午前のうちに湧別(ゆうべつ)と斜里(しゃり)で30℃を超えて10月としては観測史上初めて真夏日となっている。

 きょう1日(土)午後は、北海道オホーツク海側でにわか雨の可能性がある程度で、そのほか引き続き晴れて気温はこの時季としては高くなりそうだ。
 予想最高気温は名古屋と岐阜32℃、北海道でも網走と北見では31℃まで上がる見通し。まだまだこまめに水分補給を行うなど暑さ対策が必要だ。

あす2日(日)も沖縄~東北は晴天続き暑い

 あす2日(日)も沖縄から東北にかけては引き続き高気圧に覆われて朝からよく晴れる見込み。この土日は、どちらも広い範囲で絶好の行楽や洗濯日和になりそうだ。
 また、昼間は季節外れの厳しい暑さが続く見通し。あす2日(日)の最高気温は、東京都心でも30℃と真夏日になる予想だ。
 一方、あす2日(日)の北海道は雲が広がりやすく、昼間の気温はきょう1日(土)と一転して20℃に届かない所もある見込み。きょう1日(土)との気温差が非常に大きくなりそうだ。

この先気温は急降下 体調管理に注意

 あさって3日(月)もおおむね晴れて、東海より西では引き続き最高気温は30℃以上の真夏日になる所がある見通し。
 4日(火)から5日(水)にかけては、日本列島を前線が北から南へ通過していくため、広く雨が降りそうだ。この雨を境に、この時季としては強い寒気が流れ込むため、気温は平年より低くなる所が多い見込み。
 東京都心の最高気温は20℃に届かない日もあり、札幌では昼間でも15℃を下回って11月上旬並みの気温になる見通し。気温の変化が大きいため、体調管理に気をつけたい。なお、この雨が衣替えの合図になるかもしれない。

(気象予報士・鈴木悠)

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