【2日(日)の天気】沖縄~東北は秋晴れ続き真夏日続出 北海道は気温差大きく体調管理に注意

 2日(日)も沖縄から東北にかけては秋晴れとなり、行楽日和や洗濯日和が続きそうだ。昼間は30℃以上の真夏日になる所が多く、まだまだ残暑が厳しい見通し。一方、1日(土)に10月としては記録的な暑さとなった北海道では、前日との気温差が大幅に大きくなりそうだ。
 また、この先は次第に強い寒気が流れ込む影響で、厳しい残暑からは一転して昼間も肌寒くなる見込み。この先は気温の変化による体調管理に注意が必要だ。

秋晴れ続く 洗濯物の外干しは短時間でも乾く

 10月スタートの1日(土)は、全国的に高気圧に覆われて秋晴れとなった。また、強い日ざしに加えて、北海道ではフェーン現象の影響も加わり10月としては観測史上初めて30℃以上の真夏日を観測するなど記録的な残暑となった。
 2日(日)も日本付近は高気圧に覆われて、沖縄から東北にかけて朝からよく晴れる見込み。多少雲はあっても、天気の大きな崩れはなく、洗濯物の外干しは短い時間でよく乾きそうだ。

北海道は前日より気温大幅にダウン

 1日(土)は記録的な残暑となった北海道では、2日(日)は雲が広がりやすい見通し。太陽は雲に隠れがちで、フェーン現象も起こりにくいため、昼間の気温は前日よりも大幅に低くなりそうだ。1日(土)は30℃以上だった北見や網走は、昼間でも15~16℃と前日より約15℃も低い予想。服装で上手に調節し、体調を崩さないように気をつけたい。

 引き続き晴れる沖縄から東北では、日ざしのもとではカラッとした暑さが続きそうだ。西日本から東日本にかけて30℃以上の所が続出し、東京都心でも30℃の予想で13日ぶりに真夏日になる見通し。まだまだ昼間は半袖が活躍しそうだ。
 ただ、朝の最低気温は20℃に届かず、肌寒くなる所が多くなりそう。朝晩は上着や羽織るものなどを忘れないようにしたい。

北海道 1週間のうちに3か月分の気温変化に

 3日(月)も高気圧に覆われ、秋晴れや厳しい残暑が続きそうだ。10月に入っても、まだまだこまめな水分補給など暑さ対策は怠らない方がいいだろう。
 ただ、大陸方面からは次第に前線が近づくため、4日(火)から5日(水)にかけては広く天気が下り坂となりそうだ。特に4日(火)は北日本で雨足が強まるおそれがある。

 また、雨のあとはこの時季としては強い寒気が流れ込む影響で気温は急降下しそうだ。札幌では、1日(土)の最高気温は29.7℃と8月の最も暑い時季を上回るような気温だったのに対し、6日(木)の最高気温は12℃と11月上旬並みの見通し。わずか1週間の中で、3か月分の気温変化がありそうだ。
 東京都心でも7日(金)の昼間の気温は19℃と20℃に届かず、最低気温は13℃で15℃にも届かない見込み。気温の変化が大きいと体調を崩しやすくなるため、そろそろ本格的に衣替えをして調節するなど、この先は体調管理に気をつけた方がよさそうだ。

(気象予報士・鈴木悠)

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