産廃リサイクル施設 親子ら見学 岡山で環境保全学習体験イベント

産業廃棄物の中間処理プラントを見学する参加者

 環境保全について学ぶ体験型イベント「TOYOTA SOCIAL FES!! 2022」(山陽新聞社主催)が1日、岡山市南区藤田のコンケングループ・藤クリーンリサイクルセンターであった。岡山県内の親子ら約70人が参加。建物の解体などで出る産業廃棄物をリサイクルするセンター内の施設を見て回り、再生品を使ってコケ玉を作った。

 コンクリートや廃プラスチック、木くずを砕き、再生砂や燃料、建材に変える中間処理プラントを見学。手作業で廃棄物を選別する現場も確認した。

 コケ玉作りでは、再生処理土と古畳の粉砕処理品が入った土を使用。シソ科の多年草の根を土で包み、コケをまとわせた。

 同市立第二藤田小4年の男子(9)は「リサイクルするには、ごみの仕分けが大事だと分かった。家でもきちんと分別したい」と話した。

 イベントはトヨタ自動車が全国の地方紙などと連携して2012年から取り組む活動の一環。電動車の展示や給電の実演もあり、オンライン中継でも親子ら25組が参加した。

再生品が入った土を使い、コケ玉を作る参加者

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