ピンクの五重塔 乳がん月間啓発 シンボルカラーにライトアップ

ピンク色にライトアップされた備中国分寺五重塔=1日午後6時26分

 乳がんの検診受診や早期発見・治療の大切さを訴える「乳がん月間」(10月)に合わせ、国重要文化財・備中国分寺五重塔(総社市上林)が1日、世界的な啓発のシンボルカラー・ピンク色にライトアップされた。

 午後6時に照明がつけられ、次第に暗闇が広がると、ピンクに染まった塔が幻想的に浮かび上がった。7日までの間、午後10時まで点灯される。

 乳がんは日本人女性の9人に1人が患うとされる。早期発見に重要な検診は新型コロナウイルスの感染拡大で全国的に受診控えが起きており、企画した同市は「病気に関心を持ち、検診を受ける人が増えれば」としている。

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