スキージャム勝山への「法恩寺山有料道路」無料化スタート スキーシーズンは除雪協力金を徴収

キッチンカーに並ぶ来場者=10月1日、福井県勝山市のスキージャム勝山

 福井県勝山市のスキージャム勝山へのアクセス道「法恩寺山有料道路」が10月1日、無料化され、同スキー場で記念イベントが開催された。「勝山オータムフェスタ」と銘打ち、日中は各種体験コーナーが設けられたほか、キッチンカーも並んで家族連れなどでにぎわいを見せた。夜には打ち上げ花火などが行われ、節目を祝った。

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 イベントは市が主催。子どもたちはシルクスクリーンでトートバッグなどにオリジナルのロゴをプリントしたり、自衛隊の車両に試乗したりしてはしゃいでいた。キッチンカーは県内外から7台が出店。ピザやホットドッグを販売し、訪れた人をもてなした。

 夜には駐車場でドライブインシアターが行われ、人気アニメ映画を上映。最後に約900発の花火が夜空を彩り、来場者から歓声が上がっていた。

 無料化でアクセスがしやすくなり、同スキー場は「場内の温泉施設の日帰り入浴やランチなどで、気軽に利用してもらえれば」と期待していた。

 同有料道路は全長6.6キロで1992年10月に開通。県道路公社が管理して9月末まで通行料を徴収してきた。1日に市に管理が移管されて市道となり、無料化した。ただスキーシーズンは、同スキー場が車両1台当たり千円の駐車場除雪協力金を徴収する。

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