浦和が初代女王 後半猛攻9分間で3得点 日テレ東京Vに3―3、PK戦4―2で制す WEリーグカップ

初代女王に輝き、大喜びする三菱重工浦和イレブン=西が丘

 サッカー女子のWEリーグカップは1日、東京都北区の味の素フィールド西が丘で決勝を行い、三菱重工浦和が日テレ東京Vを3―3からのPK戦の末に下し、初代女王に輝いた。

 浦和は3点を追う後半に反撃し、9分間で同点に追い付いた。同30分に清家がドリブルでペナルティーエリア内に持ち込むと、そのままシュートを放って1点目。その1分後、塩越のシュートが相手GKにはじかれるものの、こぼれ球に反応した安藤が押し込んで1点差とした。その後、ボールが相手DFの腕に当たってPKを獲得し、同39分に菅沢がゴール左隅に沈めた。PK戦では、菅沢、塩越、猶本、清家の4人全員が成功。GK福田が相手の4人目を好セーブするなど、4―2で勝利した。

 WEリーグは、女子スポーツの活性化や女子日本代表強化への波及効果を狙い昨年9月に開幕した。今年5月に1シーズン目が終わり、試合数の少なさが課題だったため、同カップ戦が新設された。浦和は1次リーグA組で3勝2分けの勝ち点11で首位になって決勝進出すると、東京Vを破った。

 WEリーグは22日に開幕。昨季2位だった三菱重工浦和は23日に埼玉スタジアムで長野と対戦する。

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