3年ぶり長崎で活動 奨学生が募金呼びかけ あしなが育英会

募金に協力する市民(右)=長崎市茂里町

 病気や災害などで親を亡くした子どもを支援する「あしなが育英会」の大学奨学生らが1日、3年ぶりに長崎市で街頭募金活動に取り組んだ。
 県内の大学奨学生と高校生ボランティアら約30人が参加。同市茂里町のみらい長崎ココウォーク前で通行人らに協力を呼びかけた。
 高校1年のころから奨学金をもらっている長崎純心大2年の脇田なつみさん(20)は街頭活動に初めて参加。「奨学金のおかげで大学に通えている。市民だけでなく親を亡くした子らにも、あしなが奨学金の存在を知ってもらいたい」と力を込めた。
 長崎市鳴見台1丁目の会社員、石井陽さん(57)は「勉強への意欲があっても経済的な問題で進学ができないのはもったいない。少しでも助けになれば」と話し、寄付した。
 寄付は「あしなが育英会」のホームページ(https://www.ashinaga.org)でも受け付けている。


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