創作活動への思い新た 長崎で県展表彰式

最高賞「西望平和賞」の表彰を受ける青木さん=長崎新聞文化ホール・アストピア

 長崎県内最大の美術公募展「第67回県展」(県、県教委、県美術協会、県文化団体協議会主催、長崎新聞社など後援)の表彰式が1日、長崎市茂里町の長崎新聞文化ホール・アストピアであった。日本画、洋画、彫刻、工芸、書、写真、デザインの7部門の入賞者らが集まり、今後の創作活動への思いを新たにした。
 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で表彰式の開催は3年ぶり。平田研副知事らが入賞者138人に賞状などを贈った。入賞者を代表して最高賞の西望平和賞に輝いた洋画部門の青木英明さん(73)=雲仙市愛野町=が、「私の絵は県展に育ててもらった。これからも絵を描くことを生活の軸にして穏やかな日々を過ごしたい」と謝辞を述べた。
 同展の長崎会場は長崎市出島町の県美術館で2日まで。その後は、諫早会場(6~16日、11日休館、諫早市美術・歴史館)と佐世保会場(20~30日、25日休館、島瀬美術センター)で開催。移動展は南島原市(11月9~13日、ありえコレジヨホール)と壱岐市(11月18~20日、壱岐の島ホール)でそれぞれ実施する。

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